イラスト映画批評【帰ってきたヒトラー54点】




作品データー

2015年/ドイツ/116分『帰ってきたヒトラー』

Look Who’s Back

  • 監督:デヴィット・ヴェント
  • 脚本:デヴィット・ヴェント
  • 出演:オリヴァー・マスッチ/ファビアン・ブッシュ/カッチャ・リーマン/クリストフ・マリア・ヘルプスト/フランツィスカ・ウルフ
  • 音楽:エニス・ロトフ

予告編動画

解説

ティムール・ヴェルメシュのベストセラー小説を実写化したコメディードラマ。独裁者アドルフ・ヒトラーが突如として現代に出現し、奇想天外かつ恐ろしい騒動を引き起こす。舞台を中心に活躍するオリヴァー・マスッチがヒトラーを演じ、「トレジャー・ハンターズ アインシュタインの秘宝を追え!」などのファビアン・ブッシュや『ビッケと神々の秘宝』などのクリストフ・マリア・ヘルプストらが脇を固める。21世紀の民衆が、知らず知らずのうちにヒトラーに扇動されていくさまに注目。

あらすじ

ナチス・ドイツを率いて世界を震撼(しんかん)させた独裁者アドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)が、現代によみがえる。非常識なものまね芸人かコスプレ男だと人々に勘違いされる中、クビになった局への復帰をもくろむテレビマンにスカウトされてテレビに出演する。何かに取りつかれたような気迫に満ちた演説を繰り出す彼を、視聴者はヒトラー芸人としてもてはやす。戦争を体験した一人の老女が本物のヒトラーだと気付くが……。

感想

世界的に右翼化が進む、今だからこそ見ないといけない作品

この映画はドキュメンタリーとして社会的メッセージ性を強く感じる作品だ。

今世界的に右翼化が進んでいると言える。(右翼化とは?軍国主義的な方向に傾くことを指す。)

例えばアメリカでは、オバマ政権時では難民を一年で1万人受け入れていた。しかしアメリカファーストのトランプが大統領に就任してから移民の受け入れを拒否している。中東やアフリカ7カ国からの入国を一時的に禁止したのだ。イギリスでも、2016年にEUを離脱し移民の受け入れを拒否している。

この現状は、先進国の国力が衰えている証拠。先進国は自国民のことで手一杯なのに、他国を助けることなんて出来ない。という意思の現れなんだろう。

この他国を拒否し、敵視する動きは右翼化といっていいだろう。もちろん日本も例外ではない。日本国内にすむ外国人への生活保護を反対する動きはある。

映画では現代人が抱える不満にクローズアップし、その悩みを持っている群衆の前にヒトラーが現れるとどうなるのか?問題提起した作品になっている。

もしも現代にヒトラーが現れたら?

2014年のドイツにタイムスリップしたヒトラーは、虐げられている国民目の当たりにし助けたいと思う。そこで、人々に不満を聞いて民衆の協力を得ていく。このシーンはなかなかゾッとした。

街中のインタビューシーンは実は台本なしのドキュメンタリー形式になっている。カメラクルーは街中に繰り出し、歩いてる人にカメラを向けヒトラーがインタビューをした。なのでドイツ国民の国に対する不満は、作られたセリフではなく本音で語られている。

「ヒゲが生えた怪しげな連中を追い出したい」「外国人がいるせいでドイツ人のIQが低くなる」「選挙なんて意味ない」「外国人に不満を言うと外国人差別と言われ、声を大にすることが出来ない」

この不満を言う人間に対してヒトラーは賛同し「みんなで協力すれば社会を変えることができる。僕に協力してくれないか?」と優しく語りかけていく。そして、テレビ番組にコメディアンとして出演したヒトラーの演説は圧巻だった。

「誰がこのような国で子供を産みたい?奈落へまっしぐらだ。テレビでは奈落の底は見えない。私は反撃を開始する、奈落に打ち勝つためだ。」

その姿は独裁者には見えず正義の味方だ。カリスマ性溢れ人気が出そうだ。

筆者は映画に出てくるヒトラーに魅了された。なぜなら、彼は人々の不満に寄り添い問題を解決しようとしてくれる。このような力強い統率者がいたら選挙で投票してしまうかもしれない・・・。

第二次大戦争の引き金になったヒトラー、ヒトラーが全て悪い?

映画では最後にこのようにヒトラーが言う「国民はプロパガンダで騙されてない。彼らが指導者を選んだ。国民が私(ヒトラー)を選んだ。」

筆者は幼い頃のヒトラーへの印象は悪い。ユダヤ人を抹消するために工場を作った異常者。なぜ人間が人間を殺すのか理解できなかった。ヒトラーが独断にその異常な政策を進め、全てに責任があると思っていた。

しかし、違うのだ。ヒトラーは人によって支持を得て政策を進めていった。敵を虐殺する気持ちは誰にでもあると映画では伝えられた。そして今ヒトラーに似た人物が指導者になっている現実を考えるとゾッとした。

評価

映画「帰ってきたヒトラー」54点

Goodpoint

  1. 世界的に右翼化が進む、今だからこそ見ないといけない作品になっている
  2. コメディタッチで軽くみることが出来る
  3. ドキュメンタリー映画としても楽しんで、みることが出来る
  4. ヒトラーに対する考えを深めることが出来る
  5. ヒトラーの演説シーンが圧巻

Badpoint

  1. 無駄なシーンが多い早送りしたくなる
  2. 街の人に実際にインタビューするシーンは面白いが、後半のフィクション部分がつまらなく感じた

映画「帰ってきたヒトラー」の名言

  • 優柔不断では女性の心は勝ち取れない
  • 国民はプロパガンダで騙されてない。彼らが指導者を選んだ。国民が私(ヒトラー)を選んだ。

今ならU-NEXTで映画「帰ってきたヒトラー」が見れます

比較表

月額料金(税別) コンテンツ数 画質 無料お試し期間 ダウンロード機能
Hulu 933円 4万以上 HD 14日間 ×
U-NEXT 1990円 11万以上 フルHD/4K 31日間
Amazonプライムビデオ 370円(年会員だと月額実質300円) 3万5000以上 SD/HD/4K 30日間

主要な動画配信サービス5つについて、以下に特徴・レビューをまとめてみました。無料トライアル体験と併せて、サービス比較の検討材料にしてみてください。

U-NEXT(ユーネクスト)

2007年に提供開始した「U-NEXT」は、国内の動画配信サービスでも古参の存在。月額料金は1990円と他サービスに比べて少々高めですが、映像コンテンツ数で12万以上(dTVに匹敵)を取り揃えるほか、料金内で70誌ほどの雑誌が読み放題となっています。

作品の配信タイミングも早く、更新頻度が高いのも特長。新作を中心に個別課金の必要なPPV作品も少なくありませんが、定額料金内で毎月付与される1200ポイント(1ポイント=1円分)での視聴ができるので、他サービスでは見られないような人気作品も月に3本程度は楽しめます。また、サービス内で貯めたポイントが映画館(イオン・松竹・ユナイテッド等)でのチケットとの交換や割引に使えるサービスもユニークです。

映像の画質は基本フルHDで、クリアで見やすい印象。視聴可能デバイスも、ほとんどのものを網羅します。子アカウントを無料で3つまで追加し、最大4ストリームでの視聴がおこなえる「ファミリーアカウント」も便利です。スマホとタブレットに限って、コンテンツをダウンロードしてオフライン再生する機能も用意されます。

「U-NEXT」レビュー:とにかく豊富な品揃え、見放題と毎月のポイントで攻略したい動画配信サービス

最近ではUIを刷新したほか、4Kコンテンツの配信も開始するなど、老舗サービスながらも日々進化している印象。少々お金を出しても新作やアダルト、雑誌もいろいろ見たい、という旺盛なユーザーにオススメできるサービスです。

  • 月額料金:1990円(税別)
  • 総コンテンツ数:11万以上
  • 画質:フルHD/4K
  • 個別課金(PPV):あり
  • 無料お試し期間:31日間

Hulu(フールー)

Hulu」は、国内では動画配信サービスの先駆け。米国発のサービスだけに、とりわけ海外ドラマのコンテンツ数は最上位クラスの品揃えとなっています。国内会員数は150万を超えています。

国内事業が日本テレビに買収されたこともあり、ドラマを中心に国内のテレビ系コンテンツが充実。日テレだけでなく、TBS・NHK・フジテレビをはじめとした主要キー局の人気番組をカバーし、テレビ放送とほぼ同時の見逃し配信も多くなっています。アニメに関しても比較的豊富なラインナップで、今後のコンテンツ拡充にも期待できそうなサービスといえます。

「Hulu」2年以上使ってレビュー:海外ドラマ好きは外せない、テレビの見逃し配信や高画質も魅力の動画配信サービス

追加料金がかかるペイパービュー(PPV)はなく、コンテンツは完全見放題。ほぼ全コンテンツがHD画質で楽しめるなど、このあたりの安定感はさすがです。テレビ機器からスマホ、タブレット、Chromecast、Fire TV、ゲーム機まで多くのデバイスに対応しますが、同一アカウントで同時に複数デバイスによる視聴はできません。ダウンロード機能はなし。無料トライアル期間は他サービスに比べてやや短めに設定(2週間)されています。

2017年5月に大幅リニューアルが実施され、一部混乱もみられましたが、スマホやタブレットのアプリ版/ウェブ版、テレビ向け、ゲーム機向けなどデバイスごとに最適化されたデザインに進化。また、これまでパソコンでしか視聴できなかった音楽ライブやスポーツ、FOXチャンネルなどのリアルタイム配信が、スマホやタブレットからも見られるようになりました。キッズ作品のみ表示のアクセス制限に対応し、ファミリーでも安心して使えます。

  • 月額料金:933円(税別)
  • 総コンテンツ数:4万以上
  • 画質:HD
  • 個別課金(PPV):なし
  • 無料お試し期間:14日間

Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)

Amazonプライムビデオ」の最大の強みは、Amazonプライム会員(月額400円、年会費3900円)なら追加料金なしで利用できるという点。つまり、動画見放題サービスだけでなく、音楽聴き放題サービスである「Prime Music」や、Amazonの買い物で当日お急ぎ便やお届け日時指定便などもすべて月325円(年会費を12カ月で割った額)で使える、大変リーズナブルなものとなっているわけです。

Amazonプライムビデオ

Netflix同様、2015年9月に国内サービスを開始し、日本では後発組に含まれますが、国内外の映画やテレビ・ドラマ、オリジナル制作の作品などラインナップ自体は少なくありません(コンテンツ数は3.5万以上)。画質はSD/HD/4Kで、ダウンロード(オフライン再生)機能も備えます。

しかしながら弱点も散見され、個別にレンタル購入が必要なPPV作品が多くを占めており、実際に見放題できるものはある程度限られています。また、Chromecastが非対応デバイスとなっており、テレビで視聴するにはAmazon Fire TV(Stick)やApple TVなどが必要になります。

それでも、他のプライム会員特典も料金内で享受できると考えれば余裕で目をつむれるとも言え、コストパフォーマンスを重視して手軽に楽しみたい人には、最も魅力的に映るサービスでしょう。最新の作品にこだわらなければ、プライムビデオはおすすめです。

コスパは高いが満足度は低い?「Amazonプライム・ビデオ」5つの魅力と3つの欠点

  • 月額料金:400円(税込)/ Amazonプライム年会費3900円=実質325円(税込)
  • 総コンテンツ数:3.5万以上
  • 画質:SD/HD/4K
  • 個別課金(PPV):あり
  • 無料お試し期間:30日




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です